断腸の思い
ダンチョウのおもい
はらわたがちぎれるほど、つらく苦しく悲しいこと。
故事 中国、晋(シン)の武将桓温(カンオン)が舟で長江を渡ったとき、部下が子猿を捕らえた。その母猿が悲しそうに鳴きながら岸づたいに子猿のあとを追い、舟に飛び移ることができたが、そのまま息絶えた。母猿の腹を割いてみると、悲しみのあまりはらわたがずたずたになっていたという故事から。〈『世説新語(セセツシンゴ)』〉
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漢字の豆知識 悲しみを表すいろいろな表現「つらく悲しいときには…『ダンチョウの思い』」 (公財)日本漢字能力検定協会
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