石に▲漱(くちすす)ぎ流れに枕(まくら)す
いしにくちすすぎながれにまくらす
負け惜しみが強く、自分のまちがいも理屈をつけて認めようとしない態度のこと。
故事中国、晋(シン)の孫楚(ソンソ)が「石に枕し流れに漱ぐ」を言いまちがえ、石に漱ぐのは歯を磨くためであり、流れに枕するのは耳を洗うためだと強弁した故事から。〈『晋書(シンジョ)』〉
参考「漱石枕流(ソウセキチンリュウ)」ともいう。夏目漱石(なつめそうせき)のペンネームはこの句によっている。「流石(さすが)」もこの句に由来する。
言葉の最初の漢字