濫▲竽充数
ランウジュウスウ
たいした能力もないのに、いかにも才能があるように見せかけるたとえ。また、分不相応な地位にいるたとえ。「濫竽(笛の一種)」はみだりに笛を吹く、「充数」は員数をそろえる意。
故事 中国、戦国時代、笛の合奏を好んだ斉の宣王の楽人のなかに、笛の吹けない無官の者が紛れこんで優遇されていたが、次の代の王(ビンオウ)は独奏を好んだので、その者は事の露見をおそれて逃げだしてしまった故事から。〈『韓非子(カンピシ)』〉濫吹(ランスイ)・南郭濫竽(ナンカクランウ)
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