長安日辺
チョウアンニッペン
遠い場所のたとえ。また、才知に富んでいることのたとえ。「長安」は、多くの王朝の都となった中国の都市。「日辺」は太陽のあるあたりの意。
故事 中国、晋(シン)の元帝が幼い太子(のちの明帝)に「太陽と長安はどちらが遠いか」と尋ねたところ、太子は「長安のほうが近い。太陽から来た人には会ったことがない」と答えた。翌日、群臣の前で同じ質問を受けた太子は、逆に「太陽のほうが近い」と言い、「太陽は見えるが、長安は見えないから」と答えたという故事から。〈『晋書(シンジョ)』〉
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