豆を煮るに▲萁(まめがら)を△然(や)く
まめをにるにまめがらをやく
兄弟・仲間同士が互いに傷つけあうたとえ。「然」は燃やすの意。豆を煮るのに、その豆の殻を燃やす意から。
故事 魏(ギ)の曹操(ソウソウ)の子、曹植(ソウチ)は、詩才にすぐれていた。それをねたんでいた兄の文帝から「七歩あるくうちに詩を作れ」と言われ、たちどころに兄弟の不和を嘆く詩を作ったという故事から。〈『世説新語(セセツシンゴ)』〉
参考「煮豆然萁(シャトウネンキ)・煮豆燃萁(シャトウネンキ)」ともいう。七歩(シチホ)の才
言葉の最初の漢字